バカラの由来について
たとえオンラインカジノで遊んだことがなくても、バカラという名前は聞いたことがあるでしょう。
バカラはトランプを使ったカードゲームとして、その人気は世界的なものとなっています。
バカラはイタリア、フランスを起源とするギャンブルで、イタリア語・フランス語でゼロを表す言葉です。
バカラは一般市民の間ではなく、貴族の間で親しまれていたギャンブルで、ゲームが行われる度に大きな金額が動いていました。
その当時の名残から、バカラは今でも高額ベットで大金を掴むハイローラー向けのゲームとして知られています。
特にランドカジノではVIPルームの定番ゲームとして親しまれています。
しかしだからといって、高額ベットが必須というわけではありません。
その他のカードゲーム同様に低額ベットでも楽しめますので、誰でもバカラの魅力を十分に味わうことができます。
バカラの基本ルール
バカラでは、ポーカーなどの他のカードゲームのように自身がゲームに参加することはありません。
ただただプレイヤー・バンカーという仮想上の2人のどちらが勝つかを予想するゲームです。
そのため、カードゲームというより、ブックメーカーのようにゲームの進行を端から見て賭けをするもの、と言った方が正しいでしょう。
バカラはスタート時にプレイヤー、バンカー共に2枚のカードが配られます。
その2枚のカードの合計が9に近い方が勝利となります。
プレイヤー、バンカーの合計が同じだった場合はタイという引き分けになります。
ベットする実際のプレイヤーは基本、プレイヤー・バンカー・タイの3つのどれかにベットすることになります。
その他にもペアという、配られた2枚のカードの数字が同じであることを予想するベット方法もありますが、これからバカラをプレイする場合はまずプレイヤー、バンカー、タイの3つを覚えておけばよいでしょう。
バカラのカードの数字の数え方
バカラにおける、勝敗を決めるための数字の数え方についてご紹介します。
まずバカラの数字の上限は9であり、9が一番強い数字となります。
また、カードがAから9までの場合はカードの数字通りの数で数えます。
10からKまでのカードはすべて0として数えます。
そして、2枚のカードの合計が10を超えた場合は、2桁目は数えず1桁目の数字で勝負を行います。
例としていくつかのカードの組み合わせの合計をご紹介します。
配られたカードがAと7の場合の合計は8。配られたカードが8とKの場合の合計は8。配られたカードが7と6の場合のカードの合計は3。
バカラのカードの数字はこのように数え、カードの合計が9に近い方が勝利となります。
バカラの配当の倍率について
バカラの配当の倍率は、プレイヤー、バンカー、タイ、それぞれに異なります。
プレイヤーに賭けて勝った際の配当の倍率は、賭け金の100%となります。
勝敗は基本的に50%の勝率で決まるので、この配当の倍率は妥当なものでしょう。
しかし、バンカーに賭けて勝った際の配当の倍率は賭け金の95%となります。
正確に言えば5%分のコミッションが引かれるため、この倍率となっています。
なぜ配当の倍率がプレイヤーより低くなっているのかというと、それは3枚目のカードが配られた際プレイヤーよりもバンカーの方が有利になるからです。
バカラは基本的に2枚のカードで勝敗が決まりますが、配られたカードの合計により3枚目のカードが配られることがあります。
3枚目のカードが配られる条件については後ほどご紹介しますが、この3枚目のカードの存在によりバンカー側の配当の倍率は、プレイヤーの配当の倍率より若干低くなっています。
そして、引き分けやタイの場合の配当の倍率は賭け金の8倍と、プレイヤー・バンカーよりもかなり高めに設定されています。
この高設定の理由はもちろんそれだけタイとなる確率が低いからです。
ペイアウト率から見てもタイの方がプレイヤー・バンカーより約10%も低くなっていますので、この8倍の配当は決して高いものであるとは言えないでしょう。
3枚目のカードが配られる条件とは
プレイヤー、バンカー共にカードの合計によって、ディーラーより3枚目のカードが配られることがあります。
バカラは参加型のギャンブルではないため、この条件について知っていたからといってゲームを有利に進められるわけではありません。
逆にまったく条件を知らなくても、ゲームの進行はすべてディーラーが取り仕切ってくれるので心配は要りません。
しかし、この3枚目のカードが配られる条件について知っておけば、よりバカラのギャンブルとしての魅力を感じ楽しむことができるので、覚えられる範囲で覚えておくとよいでしょう。
3枚目のカードが配られる条件はプレイヤー・バンカーのそれぞれで異なります。
まずはプレイヤーの場合ですが、プレイヤーに3枚目のカードが配られるのは、カードの合計が5以下の場合です。
6以上の場合3枚目のカードが配られることはありません。
続けてバンカーの場合です。
バンカーの場合はプレイヤーの場合よりも条件が複雑になっています。
カードの合計が0から2の場合3枚目のカードが配られます。
カードの合計が3の場合、プレイヤーの3枚目のカードが8以外の場合のみ3枚目のカードが配られます。
カードの合計が4の場合、プレイヤーの3枚目のカードが2から7の場合のみ3枚目のカードが配られます。
カードの合計が5の場合、プレイヤーの3枚目のカードが4から7の場合のみ3枚目のカードが配られます。
カードの合計が6の場合、プレイヤーの3枚目のカードが6から7の場合のみ3枚目のカードが配られます。
このようにバンカーに3枚目のカードが配られる条件は複雑なものとなっていますが、知っているとゲームの流れがわかるようになるので、バカラのギャンブルとしての深さ、面白さを堪能することができるでしょう。